冷凍自販機の秋冬商品はいつ替える?売れるメニューと入れ替え時期を解説
目次
8月の終わりが近づくと、冷凍自販機の商品を秋冬向けに替えるべきか迷う方もいるのではないでしょうか。
気温が高い日が続いていると、アイスや冷たいスイーツをいつまで残せばよいのか判断しにくいものです。
一方で、寒くなってから秋冬商品を探し始めると、仕入れ、商品パネルの作成、価格設定、在庫調整が間に合わない可能性があります。
季節商品の入れ替えは、販売開始日だけでなく、準備を始める時期から逆算することが大切です。
ただし、夏商品を一度にすべて外す必要はありません。
地域の気温、設置場所、過去の販売数を確認し、一部の商品から段階的に切り替える方法があります。
この記事では、冷凍自販機の秋冬商品を準備する時期、メニュー候補、入れ替え手順を解説します。
結論として、暦だけで商品を替えず、気温と実際の売上を見ながら少しずつ入れ替えることが重要です。
冷凍自販機の秋冬商品は8月から準備を始める

秋冬商品の販売開始が9月後半や10月であっても、準備は8月から始めると余裕を持ちやすくなります。
商品を替えるまでには、次の作業が必要です。
1.現在の商品の売上を確認する
2.秋冬商品の候補を探す
3.仕入れ価格と最低注文数を確認する
4.自販機で販売できるサイズか確認する
5.販売価格を決める
6.商品写真やパネルを準備する
7.保健所へ確認が必要か整理する
8.夏商品の在庫を減らす
9.試験販売を行う
仕入れ先や商品によっては、発注から納品まで時間がかかる場合があります。
販売したい時期から逆算して準備しましょう。
商品入れ替えは気温と売上を見て判断する

秋冬商品の切り替え時期を、日付だけで決める必要はありません。
同じ9月でも、地域や年によって気温は異なります。
設置地域で例年どの時期から気温が下がるかは、気象庁の過去の気象データ検索で確認できます。
ただし、気温だけで商品が売れるとは限りません。
自販機の販売データも確認しましょう。
確認したい数字
・商品ごとの週間販売数
・昨年同時期の販売数
・曜日別の販売数
・昼と夜の販売数
・売り切れた回数
・売れ残った数量
・補充した数量
・値下げや廃棄の数量
気温が下がっても夏商品が売れているなら、すぐに外す必要はありません。
反対に、売上が落ちている商品は、早めに入れ替えを検討しましょう。
秋冬の冷凍自販機に入れる商品候補

温かい主食
秋冬は、電子レンジなどで温めて食べられる主食が候補になります。
例:
・カレー
・丼物
・炒飯
・オムライス
・ドリア
・グラタン
・パスタ
・焼きそば
・お好み焼き
ただし、設置場所に電子レンジがない場合、その場で食べる用途には向かない可能性があります。
調理設備と利用場面を確認しましょう。
麺類
麺類は、食事として選びやすい商品です。
例:
・ラーメン
・うどん
・そば
・パスタ
・焼きそば
スープや具材がセットになっているか、容器のまま加熱できるかなど、購入後の調理方法も確認します。
商品パネルには、加熱時間と必要な調理器具をわかりやすく表示しましょう。
鍋・スープ類
寒い季節には、温かいスープや鍋料理も候補になります。
例:
・もつ鍋
・水炊き
・寄せ鍋
・スープカレー
・豚汁
・クラムチャウダー
・ミネストローネ
複数人向けの商品は、内容量と何人前かを明確にします。
自宅へ持ち帰る利用者が多い住宅街や店舗前では、家族向け商品として提案できます。
惣菜・おかず
主食を自宅で準備する人には、惣菜やおかずが選択肢になります。
例:
・餃子
・ハンバーグ
・唐揚げ
・コロッケ
・焼き魚
・煮込み料理
・肉料理
・野菜を使った副菜
単品で販売するほか、複数の商品を組み合わせたセットも考えられます。
ただし、セット商品は価格が高くなりやすいため、内容をわかりやすく伝えましょう。
秋冬向けスイーツ
寒くなっても、冷凍スイーツをすべて外す必要はありません。
季節感のある味や、温かい飲み物と合わせやすい商品を検討できます。
例:
・栗を使ったスイーツ
・さつまいもスイーツ
・かぼちゃスイーツ
・チョコレートケーキ
・アップルパイ
・チーズケーキ
・和菓子
・冬限定のアイス
夏とは異なる見せ方に変えることも重要です。
「冷たい商品」としてだけでなく、「自宅で楽しむデザート」「温かい飲み物と合う商品」として提案しましょう。
設置場所別に考える秋冬商品
ホテル・旅館
ホテルでは、夜間に館内で食べられる商品が候補になります。
・ラーメンやうどん
・軽めの丼物
・地域のご当地メニュー
・おつまみ
・小さめのスイーツ
・客室へ持ち帰りやすい商品
調理に必要な設備が客室や共用スペースにあるか確認しましょう。
オフィス
オフィスでは、昼食や残業時に食べられる商品が向いています。
・弁当
・パスタ
・カレー
・スープ
・おかず
・軽食
量が多い商品だけでなく、小腹を満たせる商品も入れると選択肢が広がります。
社員アンケートを行い、希望する商品や価格帯を確認する方法もあります。
倉庫・工場
倉庫や工場では、勤務時間と休憩時間に合う商品を選びます。
・ボリュームのある主食
・麺類
・丼物
・おにぎりと合わせられる惣菜
・夜勤向けの軽食
・短時間で調理できる商品
電子レンジの台数や休憩時間も確認しましょう。
調理に時間がかかる商品ばかりでは、休憩中に利用しにくくなる可能性があります。
病院・医療施設
病院では、夜勤スタッフ、来院者、付き添いの家族など、利用者が複数考えられます。
・食事として満足できる商品
・小さめの軽食
・スープ
・やさしい味の商品
・デザート
ただし、施設内で販売できる商品や表示方法について、担当部署や管轄保健所へ事前に確認しましょう。
住宅街・店舗前
住宅街では、自宅へ持ち帰って食べる商品を考えます。
・家族向けの鍋
・餃子
・ハンバーグ
・惣菜セット
・地域店舗の人気商品
・週末用のごちそう商品
「今日の夕食に使える」「あと一品ほしいときに便利」など、利用場面をPOPで伝えましょう。
秋冬商品への入れ替え手順

手順1|夏商品の在庫数を確認する
まず、現在の商品がどのくらい残っているか確認します。
在庫数だけでなく、1週間あたりの販売数も見ましょう。
現在の販売ペースから、何週間で売り切れるかを計算します。
手順2|売上が落ちた商品から仕入れを止める
すべての夏商品の発注を一度に止める必要はありません。
販売数が落ちた商品から追加発注を止め、在庫を減らします。
売れている商品は、数量を調整しながら残しましょう。
手順3|秋冬商品を少量で試す
新商品を大量に仕入れると、売れなかった場合の在庫リスクが高くなります。
可能であれば、少量から試験販売を始めます。
商品を入れた日を記録し、既存商品と販売数を比較しましょう。
手順4|商品パネルを秋冬向けに変更する
商品の入れ替えと同時に、パネルやPOPも変更します。
夏らしい色や表現が残っていると、新商品の印象と合わないことがあります。
秋冬商品では、次の情報をわかりやすく表示しましょう。
・温めた完成写真
・加熱時間
・内容量
・何人前か
・商品の特徴
・おすすめの食べ方
・期間限定かどうか
加工食品に必要な期限、保存方法、アレルギー、栄養成分などの表示については、消費者庁の食品表示パンフレット一覧を確認してください。
手順5|販売数を確認して構成を調整する
商品を替えた後は、販売数を確認します。
売れ筋商品の在庫を増やし、売れない商品は数量を減らします。
一度の結果だけで判断せず、曜日や気温の違いも考慮しましょう。
夏商品を残さず切り替える方法
値下げだけに頼らない
在庫を減らすために値下げを行う方法もあります。
しかし、毎年大幅な値下げを行うと、通常価格では買われにくくなる可能性があります。
まずは、商品の見せ方や販売場所で工夫しましょう。
セット販売を検討する
夏商品と定番商品を組み合わせたセットを作る方法があります。
ただし、自販機の仕様や商品の形状によって、セット販売が難しい場合もあります。
販売できるサイズか代理店へ確認してください。
販売場所を変える
複数の冷凍自販機を運営している場合は、需要が残っている場所へ商品を移動できることがあります。
ただし、移動中の温度管理や在庫記録を徹底しましょう。
食品を扱う事業者の衛生管理については、厚生労働省のHACCPに関する案内も確認してください。
翌年へ持ち越せるか確認する
賞味期限が十分に残っていても、保管費用や品質管理の手間がかかります。
翌年まで保管する場合は、期限、保管条件、在庫スペース、商品パネルの変更などを確認しましょう。
秋冬商品の仕入れで確認したいこと
・自販機で販売できるサイズか
・商品の重量は適切か
・パッケージが落下に耐えられるか
・最低注文数はいくつか
・1ケースに何個入っているか
・納品まで何日かかるか
・賞味期限はどのくらいか
・保存温度は何度か
・商品写真を使用できるか
・調理方法をわかりやすく案内できるか
・アレルギーや食品表示を確認できるか
・継続して仕入れられる商品か
味や価格だけで決めず、補充や在庫管理まで含めて選びましょう。
まとめ|秋冬商品は一度に替えず少しずつ試す
冷凍自販機の秋冬商品は、販売開始の1〜2か月前から準備を始めると進めやすくなります。
まずは、現在販売している夏商品の売れ方と在庫を確認しましょう。
そのうえで、気温、設置場所、利用時間に合う商品を少量から試します。
暦だけを見てすべての商品を替えるのではなく、売上を確認しながら段階的に入れ替えることが大切です。
CQREEでは、冷凍自販機「ど冷えもん」の本体だけでなく、冷TAKUを活用した冷凍商品の仕入れについても相談できます。
秋冬に向けて商品を見直したい方や、自社商品がなくて困っている方は、お気軽にお問い合わせください。
