観光地に冷凍自販機を設置するメリット!ご当地グルメ・お土産の無人販売活用法

「人気の商品があるのに、店舗の営業時間外は販売できない」

「観光客に地域の商品をもっと知ってもらいたい」

「ホテルや観光施設でお土産を販売したいけれど、売店スタッフを増やすのは難しい」

観光地では、このような悩みを抱える事業者も少なくありません。

秋は紅葉や温泉、グルメなど、地域ならではの魅力を楽しみやすい旅行シーズンです。実際に日本政府観光局(JNTO)でも、日本の秋について紅葉や各地の季節の魅力を紹介しています。

日本政府観光局「Autumn in Japan」

また、観光庁の宿泊旅行統計調査によると、2026年5月の延べ宿泊者数は5,429万人泊、6月は4,678万人泊となっています。

観光庁「宿泊旅行統計調査(2026年5月・6月)」

観光客が訪れる場所では、「その土地ならではの商品を買いたい」「旅先で食べた味を持ち帰りたい」という需要も考えられます。

一方で、店舗の営業時間やスタッフ数によって、商品を販売できる時間や場所には限りがあります。

そこで活用できるのが、冷凍自販機です。

冷凍自販機なら、ご当地グルメや地域の冷凍食品を、スタッフが常駐しなくても販売できます。

ホテル、旅館、観光施設、店舗前などに設置すれば、店舗営業時間外にも商品を購入できる場所を作ることができます。

この記事では、観光地で冷凍自販機を活用するメリットや、おすすめの商品、設置場所、運用時の注意点について解説します。


観光地と冷凍自販機は相性がいい?

観光地では、日常生活とは少し異なる購買行動が起こります。

たとえば、

・その土地でしか食べられないものを買いたい
・旅行の思い出になる商品を探したい
・宿泊先で食べる夜食を買いたい
・家族や友人へのお土産を買いたい

といったニーズです。

冷凍自販機なら、こうした観光客の利用シーンに合わせた商品を販売できます。

さらに、販売スタッフが常駐する必要がないため、営業時間や人員の制約を受けにくい点も特徴です。

ただし、どこにでも設置できるわけではありません。

電源や設置スペース、搬入経路、商品補充のしやすさなどを事前に確認する必要があります。

冷凍自販機の設置条件については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

【冷凍自販機】設置条件をチェックリストで解説!100Vで大丈夫?屋外は?


観光地に冷凍自販機を設置する5つのメリット

1.営業時間外にも商品を販売できる

観光地では、観光客が訪れる時間と店舗の営業時間が一致しない場合があります。

たとえば、

「観光からホテルへ戻る頃には店舗が閉まっている」

「朝早く出発するのでお土産店に寄れない」

といったケースです。

冷凍自販機を設置すれば、店舗スタッフが対応していない時間帯にも商品を販売できます。

飲食店であれば、営業終了後にも自社の冷凍商品を販売するなど、通常営業とは別の販売時間を作ることができます。

ただし、自販機そのものは無人で販売できても、商品の製造や仕入れ、補充、在庫管理、清掃などの運用は必要です。

「完全に人手が不要になる設備」ではなく、販売時の接客や会計を省人化する方法のひとつとして考えましょう。


2.店舗以外の場所にも販売拠点を作れる

自社の商品を販売する場合、通常は店舗や売店などの販売場所が必要です。

しかし、冷凍自販機なら、設置条件を満たした場所に新しい販売拠点を作ることができます。

たとえば、

・ホテルのロビー
・旅館の共用スペース
・観光施設
・温泉施設
・店舗前
・商業施設
・地域の人が立ち寄る場所

などです。

「本店まで行かなければ買えなかった商品」を、観光客が立ち寄りやすい場所で販売できる可能性があります。

新しい店舗を一から作るのではなく、既存の空きスペースを販売場所として活用できる点も冷凍自販機の特徴です。


3.ご当地グルメを持ち帰り商品にできる

旅行先で食べた料理を、

「家でも食べたい」

「家族にも食べさせたい」

と思った経験がある方もいるでしょう。

店舗の料理を冷凍商品として販売できれば、現地での食事だけで終わらず、お土産として持ち帰ってもらえる可能性があります。

たとえば、

・ご当地餃子
・ご当地ラーメン
・カレー
・肉料理
・海鮮料理
・惣菜
・スイーツ

などです。

観光地で体験した「味」を自宅でも楽しめる商品なら、一般的なお土産とは違った魅力を打ち出せます。

冷凍自販機に入れる商品については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

冷凍自販機は本体だけで大丈夫?商品仕入れと運用のポイント


4.売店スタッフを常駐させず販売できる

観光施設やホテルで商品を販売したくても、

「売店のためだけにスタッフを配置できない」

という場合があります。

冷凍自販機なら、利用者自身が商品を選び、決済し、受け取るため、購入のたびにスタッフが接客する必要はありません。

そのため、

・夜間のホテル
・スタッフの少ない観光施設
・営業時間が限られる売店

などでも販売方法のひとつとして検討できます。

ただし、商品補充や在庫管理、清掃などは必要です。

省人化を目的に導入する場合は、「販売スタッフを減らせるか」だけではなく、補充作業まで含めて無理なく運用できるかを考えましょう。


5.地域の商品を知ってもらうきっかけになる

冷凍自販機は「商品を販売する設備」であると同時に、地域の商品を知ってもらう場所としても活用できます。

本体にラッピングをしたり、商品写真やPOPを掲載したりすれば、

「この地域にはこんな料理があるんだ」

「このお店の商品、帰る前に買ってみよう」

と興味を持ってもらうきっかけになります。

特に店舗から少し離れた場所に設置すれば、これまで店舗を知らなかった観光客へ商品を紹介できる可能性があります。

「販売機」だけではなく、小さなショーケースや広告塔のような役割も持たせられるのが冷凍自販機の面白いところです。


冷凍自販機で販売しやすいご当地グルメ・お土産

観光地で冷凍自販機を活用する場合、重要になるのが商品選びです。

冷凍できれば何でもよいというわけではありません。

「観光客がここで買う理由があるか」という視点で考えましょう。

ご当地ラーメン・麺類

ご当地ラーメンは、その土地らしさが伝わりやすい商品のひとつです。

スープや具材をセットにすれば、自宅で現地の味を楽しめる商品として販売できます。

「旅行先で食べて気に入ったから、家でも食べたい」という需要にもつながります。

餃子・点心

餃子やシュウマイなども冷凍商品として扱いやすい食品です。

家庭で調理しやすく、家族で食べやすい点もお土産として訴求しやすいポイントです。

肉料理

地域のブランド牛や豚肉、鶏肉などを使った商品も候補になります。

たとえば、

・ハンバーグ
・焼肉セット
・ステーキ
・肉まん
・丼の具

などです。

「○○県産」「○○ブランド牛使用」など地域とのつながりが伝われば、ご当地商品として魅力を打ち出しやすくなります。

海産物

海沿いの観光地なら、地域の魚介を使った冷凍商品も考えられます。

・海鮮丼の具
・干物
・煮魚
・焼き魚
・海鮮惣菜

などです。

ただし、商品ごとに適切な保存条件や包装方法が異なるため、実際に販売する際は商品の仕様を確認しましょう。

冷凍スイーツ

冷凍自販機は食事だけでなく、スイーツ販売にも利用できます。

たとえば、

・ケーキ
・アイス
・大福
・チーズケーキ
・地域食材を使ったスイーツ

などです。

商品写真で魅力を伝えやすいため、観光地向けの自販機とも組み合わせやすいジャンルです。


観光地で冷凍自販機を設置するなら「誰が買うか」から考える

商品選びで迷ったら、まず商品一覧を見るのではなく、「誰が買うのか」を考えてみましょう。

同じ観光地でも、

・家族旅行
・カップル
・一人旅
・出張客
・外国人旅行者

では、求める商品が変わります。

また、ホテルの宿泊客と観光施設を日帰りで訪れる人でもニーズは異なります。

たとえばホテルなら、その場で食べる夜食や軽食が向いているかもしれません。

一方で、観光施設なら、自宅へ持ち帰る地域商品やスイーツの方が購入されやすい可能性があります。

自社商品がない場合の商品仕入れについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

【自社商品なしOK!】冷凍自販機の仕入れと冷TAKU活用法


観光地で冷凍自販機を設置するなら「どこに置くか」も重要

この場所に冷凍自販機を置けるかを確認している女性

冷凍自販機は、商品だけでなく設置場所も重要です。

ホテル・旅館

宿泊施設は、冷凍自販機の活用を考えやすい場所のひとつです。

宿泊客には、

「夕食後に少し食べたい」

「周辺のお店が閉まっている」

「部屋でゆっくり地域の料理を食べたい」

といった場面があります。

ロビーや共用スペースなどに冷凍自販機を設置すれば、夜食とお土産の両方を扱うこともできます。

観光施設

観光施設では、地域の商品をまとめて販売する方法があります。

売店と冷凍自販機を組み合わせれば、売店営業時間外の販売を補完することもできます。

複数の地域事業者の商品を集めて「地域グルメ自販機」のようなテーマを作るのもひとつの方法です。

温泉施設

温泉施設では、入浴後の軽食やスイーツを購入する需要が考えられます。

また、観光客が地域のお土産を探す場所にもなります。

地域のスイーツや惣菜などを組み合わせれば、売店とは違うラインアップを作ることもできます。

飲食店の店舗前

飲食店の商品を冷凍化して販売できる場合は、店舗前への設置も考えられます。

営業時間中に料理を食べてもらい、帰りに冷凍商品を購入してもらう。

または、店舗が閉まっている時間帯にも冷凍商品を販売する。

このように、店舗営業と自販機販売を組み合わせる方法があります。

設置場所について迷った場合は、こちらの記事も参考にしてください。

【冷凍自販機】設置条件をチェックリストで解説!100Vで大丈夫?屋外は?


観光地では「何が入っているかわかる」見せ方が重要

観光客にとって、冷凍自販機の商品は初めて見るものが多い可能性があります。

そのため、商品名と価格だけでは魅力が十分に伝わらないことがあります。

特に意識したいのは、

・完成した料理の写真
・地域名
・使用している地域食材
・店舗や商品のストーリー
・おすすめの食べ方
・調理方法
・持ち帰り方法

などです。

たとえば、

「○○県産牛を使ったハンバーグ」

「地元で30年続くラーメン店の味」

など、その商品を買いたくなる理由を具体的に伝えます。

冷凍自販機には接客スタッフがいないため、POPや商品写真、本体デザインが「販売員」の役割を担います。

「おいしそう」だけでなく、「なぜここで買うのか」まで伝えられる売り場を作りましょう。


観光地の冷凍自販機ではキャッシュレス決済も検討する

観光地で冷凍自販機を設置する場合は、決済方法も確認しましょう。

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などに対応できれば、現金を持っていない利用者にとっても購入しやすくなります。

経済産業省によると、2025年の国内キャッシュレス決済比率は58.0%となっています。

経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

特に観光施設やホテルなど、幅広い利用者が訪れる場所では、

・どの決済方法に対応しているか
・利用者が決済方法をすぐ理解できるか
・決済手数料はいくらか

などを確認しておきましょう。

ただし、キャッシュレス決済を導入する場合は、端末費用や手数料などが発生する場合があります。

「対応できる決済方法を増やすこと」だけを目的にせず、利用者層や費用とのバランスを見て判断しましょう。


自社商品がなくても観光地で冷凍自販機を活用できる

ホテルや観光施設の担当者の場合、

「冷凍自販機を置きたいけれど、自社商品がない」

というケースもあるでしょう。

その場合は、冷凍食品を仕入れて販売する方法があります。

たとえば、

・地域の有名店の商品
・地域食材を使った冷凍食品
・冷凍弁当
・スイーツ
・夜食向け商品

などです。

ど冷えもんジャーナルの「【自社商品なしOK!】冷凍自販機の仕入れと冷TAKU活用法」でも、自社商品を持っていない場合の商品選びについて紹介しています。

【自社商品なしOK!】冷凍自販機の仕入れと冷TAKU活用法

CQREEでは、冷凍食品の仕入れサービス「冷TAKU」も展開しています。

「何を販売すればいいかわからない」という場合は、設置場所や利用者に合わせて商品を検討することが大切です。


観光地で冷凍自販機を導入するときの注意点

商品の保存方法・表示を確認する

冷凍食品を販売する場合は、商品ごとの保存条件や表示を確認する必要があります。

消費者庁の食品表示基準Q&Aでも、冷凍食品として流通・販売する食品について保存方法などの表示が扱われています。

消費者庁「食品表示基準Q&A」

冷凍自販機へ商品を入れる際は、商品ラベルやメーカーが指定する保存方法を確認したうえで運用しましょう。


補充方法を決める

観光地は曜日や季節によって利用者数が変わることがあります。

通常日は売れ残るのに、週末や連休には売り切れる、といったことも考えられます。

そのため、

・平日
・土日
・連休
・イベント開催日
・観光シーズン

などで販売数を確認し、補充頻度を調整しましょう。

補充頻度については、こちらの記事で詳しく解説しています。

冷凍自販機の補充頻度は?在庫管理の目安と負担を減らす7つの方法

最初から完璧な補充ルールを作るより、販売開始後のデータを確認しながら調整する方が現実的です。


持ち帰り方法まで考える

観光客がお土産として冷凍商品を購入する場合、購入してすぐに帰宅するとは限りません。

そのため、

・保冷バッグ
・保冷剤
・持ち帰り方法の案内
・購入後の保存方法の案内
・配送サービスとの組み合わせ

なども検討しましょう。

特に冷凍食品の場合は、「購入できる」だけでなく「購入後どうするのか」が重要です。

観光客が購入をためらわないよう、持ち帰り方法をわかりやすく伝えることも販売につながります。


導入後も商品構成を見直す

観光地では季節によって売れる商品が変わる可能性があります。

たとえば、

春:地域スイーツ、行楽向け商品
夏:アイス、冷たいスイーツ
秋:地域グルメ、肉料理、土産商品
冬:鍋、ラーメン、温かい惣菜

など、季節によって商品の見せ方を変える方法があります。

また、観光客だけでなく地元の人にも利用されている場合は、地域住民向けの商品を組み合わせてもよいでしょう。

商品を一度決めて固定するのではなく、売れ方を見ながら入れ替えていくことが大切です。

商品仕入れや運用についてはこちらの記事も参考になります。

冷凍自販機は本体だけで大丈夫?商品仕入れと運用のポイント


観光地向け冷凍自販機の導入チェックリスト

商品

□ 地域らしさのある商品か
□ 観光客が持ち帰りたくなる商品か
□ 商品写真で魅力を伝えられるか
□ 保存方法を確認しているか
□ 調理方法がわかりやすいか
□ お土産として持ち帰りやすいか

設置場所

□ 観光客が通る場所か
□ 店舗営業時間外にも利用できるか
□ 電源を確認したか
□ 設置スペースを確認したか
□ 搬入経路を確認したか
□ 補充しやすい場所か
□ 周囲の動線を妨げないか

販売方法

□ 商品価格を確認したか
□ 現金・キャッシュレスのどちらを使うか決めたか
□ 商品の特徴が伝わるPOPを作ったか
□ 完成後の料理写真を掲載しているか
□ 外国人観光客への案内が必要か検討したか

運用

□ 補充担当者が決まっているか
□ 売れ筋を確認できるか
□ 賞味期限を管理できるか
□ 清掃担当を決めているか
□ 季節ごとに商品を見直せるか
□ 売り切れ時の対応を決めているか

すべてを最初から完璧に決める必要はありません。

まずは、

「誰に売るのか」

「何を売るのか」

「どこに置くのか」

という3つから考えると、導入計画を作りやすくなります。


まとめ|冷凍自販機を「地域の味と観光客をつなぐ販売場所」に

観光地には、その地域にしかない食べ物や商品があります。

しかし、店舗の営業時間や場所、人手不足などによって、観光客に商品を届けられる機会には限りがあります。

冷凍自販機を活用すれば、

・営業時間外にも商品を販売できる
・販売スタッフを常駐させずに販売できる
・ホテルや観光施設にも販売場所を作れる
・ご当地グルメをお土産として販売できる
・店舗以外に新しい販売拠点を作れる

といった可能性があります。

大切なのは、単に冷凍食品を並べるのではなく、

「この土地に来たから買いたい」

と思ってもらえる商品と見せ方を作ることです。

地域の料理、有名店の商品、地元食材を使ったスイーツなど、その土地ならではの商品を冷凍自販機で販売すれば、新しい観光のお土産や販売チャネルとして活用できる可能性があります。

CQREEでは、冷凍自販機「ど冷えもん」の導入だけでなく、販売商品や設置場所についても相談できます。

また、

「冷凍自販機を置きたいけれど、自社商品がない」

「ホテルで地域の商品を販売したい」

「地元の商品を集めた冷凍自販機を作りたい」

「どんな商品を入れればいいかわからない」

という場合は、冷凍食品の仕入れサービス「冷TAKU」を活用した商品選びも検討できます。

観光地やホテル、地域施設で新しい販売方法を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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山田 一太郎

執筆者

山田 一太郎

ど冷えもん事業部の営業担当。 全国の導入店舗をサポートし、「食の新しい売り方を一緒に作る」がモットーの頼れる営業マン。

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