※記事内容は取材当時のものです。現在のサービスと異なる場合がございます。
緑あふれる美しい奥州市水沢エリアに所在する松田商事さま。
岩手県奥州市水沢にて工場施設管理・倉庫管理事業を行っている株式会社松田商事さま。
BtoBの事業を多岐にわたり展開していらっしゃいます。
松田商事の皆さま。販売するスイーツは社員の皆さまで選定しています。
―ど冷えもん設置の背景について教えてください。
社員同士が活発に意見を出し協力しながら、仕事の手ごたえや楽しみを感じられるようなことを新規事業として行えないか…そんな思いを発端に、我々に導入可能な「自販機ビジネス」には以前から着目していました。
しかし、参入にあたり弊社は飲食業ではないため、コンセプトや仕入れルートの確保等課題が山積みで企画は難航…。
そんな時にCqreeの冷凍自動販売機「ど冷えもん」×食材仕入れサイト「冷TAKU」のサイトに行き着きました。商品の仕入れ先を探していた弊社にとってはまさにうってつけでした。
企画期間を経て、導入した自販機は駅前の店舗が多い通りの入口に設置することに。通りを行きかう人々が眺めて楽しい、食べて嬉しいひとときとなるような『冷凍自動販売機で暮らしに彩りを』をテーマに、第一弾として冷凍スイーツに特化した販売機を展開するに至りました。
社員の方々が売れ行きや市場動向を元に協議しながら決めている商品ラインナップ。
―ど冷えもんではどんな商品を販売していますか?
スイーツに特化した自販機として、自分用に・手土産にもできる商材を入れ替えながら販売しています。
しっとりとしたスポンジに甘さ控えめの生クリームと甘酸っぱい苺をサンドした「喫茶缶ショートケーキ」は、発売当初から人気の商品でレギュラー販売。
見た目の可愛らしさと味のバリエーションが豊富な「太っちょマカロン(トゥンカロン)」も定番商品化。
現在は、地元の魅力再発見・地域活性化にも貢献したいという思いから、岩手の名産品「南部せんべい」に網掛のチョコをあしらった「チョコせん」も仕入れ販売。
実は、夏場はチョコが溶けてしまう為、店頭では販売期間が限定されている商品なのですが、冷凍自販機では通年販売が実現。夏場はここ『まつだのじはんき』でしか買えないレアなものとなりました!
鮮やかな断面に心躍る、見た目も楽しいショートケーキ缶。
―ど冷えもんでは実際にどんな商品が売れていますか?
【レギュラー商品】
・喫茶缶 ショートケーキ 1000円
・太っちょマカロン各種(トゥンカロン)400円
・崖淵シュークリーム各種 500円
・リッチ果実バー各種 500円
・チョコ煎餅各種 300円~
※冷TAKUサイトからの仕入れスイーツ&地元の商品
どの商品もコンスタントに売れています。
アイス感覚でも楽しめる冬季限定の冷凍焼きいもは、寒い季節でも売れ行き好調でした。
立ち寄りたくなるような一区画の秘訣は、スイーツの文字が入った鮮やかなノボリ。
―購入層、時間帯は?
自販機を駅近の繁華街の入り口付近に設置しているため、深夜帯に多くご購入いただいています。
比較的週末(土曜日)の売り上げが高い傾向です。30~70代位といった幅広い年代の方にご購入いただいている印象です。
下校途中の小学生が立ち寄って見てくれて、後ほどご家族を連れてお散歩がてらご購入♪なんてこともしばしば。
そんなご家族のワンシーンが自分達の企画したものから生まれていることが、仕事に対するモチベーションにも繋がります。
路面店ゆえに天気に左右されることは否めませんが、自販機の明るさが街の防犯にもつながればいいな!と密かに思っています。
―どんな商品が売れませんでしたか?
同じ商品が2つセットになったものは、他の商品と比べて売り切るまでに時間がかかりました。もしかしたら、違う味同士のセットだと良かったのかもしれません。
なるべく気軽にご利用いただける価格設定とお客様に美味しく召し上がって頂けるよう、商品選定の際は担当社員皆で試食会をし、吟味した上でこれからも運用していけたらと思います。
夏場はここ『まつだのじはんき』でしか買えない、地元岩手の名産品をアレンジしたチョコせん。
―ど冷えもん設置により効果があったこと。
従来の事業内容がBtoBの取引のみであったのに対し、BtoCへと変化したことで、お客さまの声や反応が直接届くことを体感。そのことにやりがいを感じている社員が多数みられます。
今何が流行っているのか、これから何が流行りそうかといった、世の中の流れや消費者の購買意識にも積極的に関わる場面が増え、社員同士のコミュニケーション向上にも繋がっています。他の業務に於いても相乗効果を発揮しやすくなることに期待し、今後も運用を続けていきたいと考えています。
現在は冷TAKUサイトから仕入れた全国のご当地冷凍スイーツが主なのですが、今後は岩手県内の美味しいスイーツの発掘にも力を入れ、地元の魅力再発見・地域活性化にも貢献できたらと考案中です。
―ど冷えもんに欲しかった機能や改善点(不便なところ)
商品を入れる推奨容器(透明のプラスチックケース)がカワイイ色やデザインから選べたら、手土産にももっと喜ばれるのではないかと思います。
自販機側面の容器回収BOXはDIYで制作し取り付けたもの。
―実際に自販機を設置してみて思ったこと
購入した後すぐにその場で召し上がる方が以外にも多く、急遽回収BOXを設置しました。
ど冷えもん用のゴミ箱というものがなく、自分達でDIY。購入者に分かりやすいように、自販機カラーに合わせて塗装を施しました。(火災等の防犯上ゴミ箱の設置はしておりません。)
―今後の展望について
そのためにも、急速凍結機を弊社で導入し、活用できるようなビジネス展開ができたらと考えております。
―ど冷えもん導入にCqreeを選んだ理由・要望を教えてください。
冷凍自動販売機の購入と商品の仕入れサイトがCqreeの同一グループ内にあることで、導入がスムーズであったことが大きいです。
ただ、一番の要因は担当の関野様のお人柄でしょうか。ご自身が手掛けた商品への熱い想いをうかがい知り、またその商品が自信を持って美味しいと言えるものばかりでした。
自販機のラッピングも弊社オリジナルのものに仕上げて頂きありがとうございました。
今後、冷TAKUサイト内でもっとど冷えもんに対応可能なスイーツを拡充していただけると嬉しいです!
古舘様、お話をお聞かせくださりありがとうございました!
松田商事の皆様と関わらせていただき、感じたことは『熱意』です。
無人で販売可能な自販機は、どうしても勝手に売れていくイメージがあり、存在を軽視されてしまう傾向にあります…。
ただ、社員の皆様で試食し、吟味されたうえでラインナップに加えていく、無人販売の裏側でたくさんの想いが詰まっている『まつだのじはんき』にぜひお立ち寄りください!